無料クーポン券、大腸がん検診も開始
名張、伊賀両市で集団がん検診の申し込みが始まっている。節目年齢の人を対象に、一昨年度から始まった厚生労働省の「がん検診推進 事業」に基づく「無料クーポン券」は、昨年度までの乳がんと子宮頸
けいがんの検診に加え、今年度から大腸がん検診も開始する。両市の担当 者は「早期発見、早期治療のため、検診を」と呼び掛けている。
集団検診の日程、会場、自己負担金などは別表を参照。
〈名張市〉
2009年度のマンモグラフィのみの乳がん検診受診率は5.6%、クーポン利用率は35.8%。10年度の同受診率は10.3%、クーポン利用率は34.7%。今年度の集団がん検診の申し込みは7月20日(水)から。8月5日(金)までは予約専用電話69-8200で、それ以降は市保健センターで受け付ける。
乳がんの無料クーポン対象者(40、45、50、55、60歳) は2904人。集団検診の他、市立病院、寺田病院でも検診できる。
子宮頸がんの個別検診は自己負担金1800円で、市内の5委託医療機関でも11月30日(水)まで可能。クーポンは20、25、30、35、40歳の市民に既に発送されている。
問い合わせは市保健センター電話63-6970まで。

〈伊賀市〉
09年度のマンモのみの受診率は19.67%、クーポン利用率は34.12%、10年度の受診率は24.76%、クーポン利用率は30.53%。
乳がんの個別検診は、無料クーポン券送付者を対象に、市健診センターで10月31日(月)から来年3月30日(金)まで実施する。受付は10月5日(水)開始。クーポン対象者数は3099人。
子宮頸がんの個別検診は、市健診センター、岡波総合病院、緑ケ丘クリニック、森川病院の4医療機関で可能。期間は8月1日(月)から来年2月29日(水)までで、20歳以上の女性を対象に実施。
個別検診では子宮頸がんとあわせ、医師の判断により子宮体がん検診も実施している。無料クーポン対象者は2688人で、クーポンは既に発送されている。問い合わせは市健康推進課電話22-9653まで。
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両市とも、新たに始まる大腸がん検診の無料クーポンは40、45、50、55、60歳の市民に8月以降に郵送予定。
「伊賀タウン情報YOU 2011年7月後半(560)号」より