【伊賀での大会をPRする(左から)蛭田会長、稲森市長、県協会の加藤会長=伊賀市四十九町で】
スポーツクライミングの種目「リード」の日本一を争う大会「リードジャパンカップ2025」が、3月1、2日に三重県伊賀市ゆめが丘1の「DMG MORIアリーナ」で開かれるのを前に、主催する日本山岳・スポーツクライミング協会の関係者らが2月7日、同市を表敬訪問し、稲森稔尚市長らに大会をPRした。
リードは、高さ12メートル以上の壁を設定されたルートで制限時間内にどれだけ登れるかを競う種目で、年1回開かれる同大会では、昨年のランキング上位者など国内トップクラスの選手約100人が腕を競う。男女とも初日に予選、2日目に準決勝、決勝が行われる。
同アリーナの前身は県所有の「ゆめドームうえの」で、同市御代に事業所を構えるDMG森精機が取得、改修工事を経て、2023年9月に同アリーナをオープン。リード以外に「ボルダー」「スピード」の計3種類の壁を備えた国内最大規模のスポーツクライミング施設に生まれ変わった。大会会場となる第1競技場の収容人数は約1600人。観覧は無料で、仮設の壁を使って体験もできるようにする予定だという。
この日は同協会の蛭田伸一会長、三重県協会の加藤正之会長らが市役所を訪問。蛭田会長は「近年クライミング競技への関心が高まっており、会場では選手がどこまで登れたかがわかり、声援もすごく盛り上がる」、加藤会長も「伊賀の子どもたちが将来の国体選手になるなど、伊賀をクライミングのまちにしていきたい」と呼び掛け、稲森市長は「一緒に大会を盛り上げていきましょう」と応えた。
大会の詳細は日本協会の大会公式サイト(https://www.jma-climbing.org/competition/2025/ljc/)に掲載している。
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