【店頭でポスターを手に来場を呼び掛ける村井さん(左)と蘇さん】

 三重県伊賀市中心市街地の商店などに飾られたひな人形を見てまち歩きを楽しむイベント「伊賀上野・城下町のおひなさん」(同実行委員会主催)が、2月7日から3月3日まで開かれる。17回目の開催で、今年は人気の催し「子どもなりきりおひなさま」が5年ぶりに復活する。

 期間中は同市の本町通り周辺の40店舗に、新旧さまざまなひな人形が飾られる。ひな祭りをテーマにしたランチや菓子の販売などもあり、着物姿で来場すると特典を受けられる店もある。

 復活する子どもなりきりおひなさまは、同市上野忍町の赤井家住宅が会場で、1歳から10歳が対象。女子は十二単、男子は束帯や狩衣に着替えて写真を撮る。日程は2月22、23、24日、3月1、2日の午前9時から午後3時30分(最終日は同3時)まで。参加費1000円、当日受付。

 同上野小玉町の老舗茶屋「むらい萬香園」では、店頭に数百点のひな人形を飾っており、来店者に数えてもらう。正答者は、同店で2000円分の買い物ができる。

 同店主で実行委会長の村井元治さん(72)は「昨年の大河ドラマで平安時代がブームになった。衣装を着ておひなさまになりきり、良い思い出を作って頂けたら」と来場を呼び掛ける。十二単の写真があしらわれたイベントポスターを見た同店の常連客、蘇愛桜さん(6)=桑名市=は「すごく奇麗。着てみたい」と目を輝かせた。

 イベントの問い合わせは市観光戦略課(0595・22・9670=平日)、伊賀上野観光協会(0595・26・7788=土日祝)へ。

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