三重県伊賀市下神戸で野菜を栽培・出荷しているベジタブルラボ株式会社が、県立伊賀白鳳高校とコラボレーションして一昨年12月から販売しているのが「高校生が考えた伊賀産完熟トマトカレー」。完熟したトマトを収穫し、加工しており、うま味、こくが強くてさっぱりした味わいという。
同高フードシステム科の生徒が、若者の好む味にアレンジしてレシピを作った。鶏肉やニンジンなどの具材を大きめに切り、ごろごろとした食感を残し、スキムミルクを加えてマイルドに仕上げた。
レトルト加工で1袋200グラム、価格は450円(税込み)。パッケージデザインは同高建築デザイン科の生徒が考案した。
次に「伊賀産の新鮮なアスパラガスをそのまま&まるごと美味しいスープにしました。伊賀のアスパラスープ」は大きめに切ったアスパラガスを使い、味は牛乳をベースにまろやかに仕上げ、素材の香りも豊か。冷やしても温かくしてもおいしく、購入者からは「スープパスタや、ご飯にかけてチーズドリアにすると最高」などの声が届いているという。1袋190グラムで価格は390円(同)。
2商品ともAコープ三重青山店(伊賀市阿保)、とれたて市ひぞっこ(同市平野西町)、JAいがふるさとほのぼの市場(名張市夏見)で扱っているが、「アスパラスープ」は、今期の販売は終了した。
同社は、大規模な稲作事業を展開する株式会社ヒラキファームの100%子会社で、3年前に設立した就労継続支援B型事業所の利用者が中心になって育てた野菜を出荷している。ベジタブルラボの堀田勝俊さんは「伊賀の野菜を使った特産品作りに挑戦し、地域活性化に結び付けたい」と話している。
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