ガソリン価格が高騰する中、三重県伊賀地域の一部のガソリンスタンドでは、ハイオクガソリンの価格を通常通り表示できない事態に頭を悩ませている。
伊賀市内のある店舗では、ハイオクの販売価格が1リットル当たり200円台に達しているものの、電光掲示板の100の位が「1」しか表示できない仕様のため、やむを得ず表示を断念。名張市内のある店舗では、電光表示式ではないものの同様に100の位が「1」しか表示できず、白い紙に「2」と手書きして貼り出した。
政府が石油元売り各社に支給している補助金を縮小した影響で、両店とも1月16日からこの状態になったという。各店からは「看板を作った時には200円台は想定していなかったと思う」「レギュラーまで表示できなくなったら大変だ」「以前にも1回だけやった」などの声が聞かれた。
経済産業省が22日に発表した20日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格は、全国が185・1円(前週比4・4円増)、県内が184・4円(同4・6円増)。ハイオクは全国が195・9円(同4・5円増)、県内が195・6円(同4・6円増)となっている。
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