三重県立名張高校の総合学科生活デザイン系列ファッション専攻の3年生が1月20日、名張市滝之原の住宅型有料老人ホーム「結明の丘すずらん」を訪れ、手作りの巾着をプレゼントした。受け取った高齢者たちは「ありがたい」「涙が出る」と喜んでいた。
名張中央ロータリークラブ(辻貴仁会長)が地域奉仕活動の一環として企画し、今年で10回目。巾着は、同クラブ会員の不要になった着物を活用し、同専攻の生徒22人が昨年11月から授業で計44個を制作した。
この日、高齢者に巾着を手渡した同高3年の藤本華蓮さん(18)は「丁寧に作ることを心掛けた。喜んでもらえたら」と話していた。
巾着は、同じ会社が市内で経営する別の老人ホームの利用者にも贈られる。
- Advertisement -