三重県伊賀市消防本部は1月17日、2024年中の同本部管内の「火災・救急・救助」概況を公表した。救急出場は過去最多だった前年より361件少ない5398件、搬送人員は165人減の4616人だった。
火災の発生件数は前年比17件減の66件で、2人が死亡、7人が負傷した。25件発生した建物火災の内訳は、事業所15件、住宅6件など。林野火災1件、その他火災32件の多くは屋外での焼却行為が原因だった。車両火災は8件発生した。
救急出場件数の増減について、同本部管理課の担当者は「近年の、新型コロナやインフルエンザのまん延などによる不安感や高齢化の進行もあり、前年より減少したとはいえ高止まりという感覚」と話していた。
救急出場の種別では、急病3003人、一般負傷626人、転院搬送557人、交通事故304人、その他(労働災害、運動競技など)が126人だった。
また、救助出場の件数は前年比8件減の57件。救助された人数は前年と同じ36人で、このうち交通事故が13人、その他(機械事故、自然災害など)が22人、火災が1人。水難事故の発生は無かった。
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