三重県の伊賀市商工会は1月15日、同市西明寺のヒルホテルサンピア伊賀で新春賀詞交歓会を開き、出席した会員や来賓約100人が新年のあいさつを交わした。
昨年5月に就任した同商工会の藤原敏男会長は主催者のあいさつで「会員は小規模事業者が大半を占めているが、地元に根付いて地域の方々の体温を直に感じる距離感で事業を展開している。事業者の元気無くして地域の成長はないとの思いで、これからも支援機関としての役目をしっかりと果たしていきたい」と決意を示した。
賃上げについても触れ、「我々には高いハードルだが、コストダウンや省力化を進めないといけない」と指摘。その上で「価格に転嫁できる環境を作っていくためにも業者間の取引条件の見直しや消費者の理解、国や自治体の後押しが必要になる。期待している」と述べた。
来賓のあいさつでは、稲森稔尚市長が「物価高騰など大変な状況の中で、地域経済を支え前進させようと努力頂いている皆さんと一緒になって持続可能で元気な伊賀市の実現のために精いっぱい取り組んでいきたい」と述べた。
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