【白鳳高生(左端)からロボットの動かし方を教わる桔梗が丘南小の児童=名張市桔梗が丘5で】

 三重県立伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)電子機械科ロボットコースの3年生9人がプログラミングを教える出前授業が名張市立桔梗が丘南小学校(桔梗が丘5)であり、5年生計約50人が受けた。

 同科の八木円香教諭の子どもが同小に通っている縁で、初めて実現。授業は12月12日にあり、知育玩具「レゴブロック」にコンピュータを組み込んだロボットを使ってプログラミングに挑戦した。

 小学生2、3人に対し高校生が1人ずつ付き、タブレットから無線で命令を送信する手順を指導。児童たちは「前進させる」「回転させる」「前進させた後にUターンさせ、元の場所に戻す」など高校生が出す課題を難なくクリアし、どんどん複雑なプログラミングに自ら挑んでいった。最後は教室の端から端まで走らせるレースを行い、白熱の戦いを繰り広げた。

 授業を受けた藤田隼輝さん(10)は「楽しくロボットの事を学べた。レースをしたり、曲がる角度を調整したりしたのが楽しかった」、梅村友理さん(10)は「話がとても分かりやすくて、すぐにできた」と話した。

 進行役を務めた西川毅さん(17)は「自分も小学生の時からロボットが好きだった。小学生のみんなにも、自分の好きなことを見つけてほしい」と話した。

2024年12月21日付881号5面から

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