【門松を届け記念撮影に収まる生徒ら(伊賀つばさ学園提供)】

 特別支援学校伊賀つばさ学園(三重県名張市美旗町南西原)中学部の生徒たちが作った門松がこのほど、学校に隣接する美旗市民センターの玄関前にお目見えした。授業の一環で年末に取り組んでいるもので、エレベーター前にはハーブなどで作ったクリスマスツリー飾りも掲げられた。

 3人で取り組んだ門松は、竹をのこぎりで切りそろえ、松や造花の梅とセンリョウを飾り付け、金色に着色した松ぼっくりや、小さな凧に来年の干支(えと)の蛇なども描いて飾った。南部龍さん(1年)と山﨑想真さん(同)は「のこぎりで切るのは難しかったけど、初めて作れて思い出になった。来年も作ってみたい」と話していた。

 ツリー飾りは「ハーブ班」の5人で作ったそうで、夏にグリーンカーテンとして育てていた植物の葉を紙に貼り、レモングラスやラベンダー、タイムなど、好みの香りのポプリを飾り付けて仕上げた。

 門松は同学園の玄関前にも飾り、扉の上部には福井貫太さん(1年)がわらを編んで作ったしめ縄も登場した。

 同センターの門松は1月中旬まで設置しているという。

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