今さら聞けない、誰に聞こうか迷う「葬儀」のあれこれ。三重県伊賀・名張地域に8つの会館を構え、年間1000件以上の葬儀に携わる株式会社ベルウイング(本社・名張市夏見)のスタッフが、誰しもが直面するかもしれない疑問にお答えします。第2回は、近年多くなっている「家族葬」への参列について、2級葬祭ディレクターの東中友歌さん(38)=写真=に聞きました。〈PR〉
新型コロナの影響が出始める5年ほど前から、社会情勢の変化に伴って「家族葬」という形態が多く採用されるようになりました。現在では更に、家族葬のスタイルが多様化してきました。近所や職場などで「家族葬で行う」と周知されていても、実際には、家族・親族以外は参列をお断りするケース、ご香典のみ辞退されるケース、参列者の制限は無いものの小規模で済ませるケースなど、ご遺族さまの希望によってさまざまなパターンがあります。
伊賀・名張地域では、参列をお断りにならない家族葬が多い印象ですが、香典を受け取って頂けるか、辞退されるかはおのおの異なります。しかし、香典を受け取って頂けなくても、また受け取らなかったとしても、どちらも後ろめたく感じないでください。目に見える、形あるものだけが「悼む気持ち」の表し方ではありません。
もし、ご近所・ご友人の方が亡くなった後にお知らせが無く、葬儀が行われていることをお知りになった時は、最終的には各自のご判断になりますが、ひとまず参列はお待ち頂きたいと考えます。ご遺族さまの気持ちが落ち着かれる数日後くらいに、お気遣いの電話や連絡を入れて頂くのが良いのではないでしょうか。
当社では、葬儀についてのご案内・ご参列の可否を含め、ご遺族さまと細かい打ち合わせや聞き取りを行っています。皆さまがわからないことをご案内するのも私たちの役割ですので、遠慮なく会館へお問い合わせください。
問い合わせは当社の相談窓口(0595・66・0777=シティホールステラ)までお願いいたします。〈PR〉
〈東中友歌さん〉伊賀市出身の38歳。2級葬祭ディレクター。社歴20年。葬儀では主に進行役を務め、「悲しみではなく良い思い出に」を心掛けている。