趣味がガーデニングという三重県伊賀市の女性5人が、互いの自宅を行き来してこだわりの庭を眺め、お茶を楽しみながら園芸のよもやま話に花を咲かせている。今年1月に始まったこの集まりは、ハワイ語で花を意味する「プア」を冠した「プア友会」と名付けられている。
自宅で20種類以上の植物を育てているという同市上野田端町の佐々山文子さんが、ガザニアやハッサクの木、グラス系の植物が見頃になった上野万町の松井のり子さん方の庭を見せてもらい、話が弾んだことから始まった。その後、松井さんの共通の習い事で知り合った森川真知子さん、西永一代さんが加わり、西永さんの近所の小川典子さんも参加するようになった。
10月下旬には、秋バラやニチニチソウ、チョコレートコスモスなどが咲く佐々山さん方に集まり、バラの育て方や、園芸の悩み相談、飼い猫の話などで話が弾んだ。11月下旬には、モミジの紅葉や菊などの植物が見頃を迎える西永さん方を訪れる予定だ。
森川さんはモッコウバラやアブチロンなど四季折々の花を育て、西永さんは土を使わず多肉植物などを寄せ植えにする「ギャザリング」を楽しむ。小川さんはチューリップやヒヤシンスなどを楽しみに世話している。
「せん定の仕方や肥料の施し方などの情報を交換し、苗も分け合うなど有意義で楽しい時間」と話す松井さんは「今後も楽しく花談義をしながら、自宅の庭もバージョンアップしていけたら」と話していた。
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