【祭壇に献花する参列者=名張市松崎町で】

 三重県名張市の戦没者追悼式が10月23日、同市松崎町のadsホールで営まれた。各地区の遺族会関係者ら約300人が参列し、祭壇に献花した。

 市によると、同市では西南戦争から第二次世界大戦までに1190人が犠牲になった。式で北川裕之市長は「ふるさと名張のまちづくりと、世界の恒久平和の実現に向けてこれからも全力を尽くす」と式辞を述べた。

 1歳の時に父修さんをビルマ(現ミャンマー)の戦地で亡くした市遺族連合会の若山東男会長(81)は「戦争の惨禍が二度と繰り返されることの無いよう、平和の尊さ、ありがたさを次世代へ語り継ぐことが社会的責務であり、その使命を心新たに致します」と追悼の言葉を述べた。

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