「自分信じて」
10月19日にパリで開催されるDJの世界大会「DMC WORLD FINAL」に、1対1でスキルを競うバトル部門の日本代表として、三重県名張市出身で奈良市在住の会社員、「DJ NOLLI」こと松尾泰利さん(36)が出場する。
「やりたいことを探していた」という17歳の時、地元の先輩の影響で初めてターンテーブルに触れ、「これだ」と確信したという。23歳の時に“腕試し”で挑戦したコンテストで地方予選を突破、全国大会に出場した。
以来、関西を中心に第一線で活躍し、コロナ禍などで活動から離れた時期もあったが、昨年活動を再開。同じ年にあったDJの全国大会「IDA JAPAN」で初優勝し、続く「IDA WORLD」では2位に輝いた。
プレッシャーも
松尾さんはキレの良いスクラッチに独特のリズム感と構成が持ち味。今年8月、東京で開かれた「DMC JAPAN DJチャンピオンシップ」のバトル部門で念願の優勝に輝き、世界大会への出場権を獲得した。
2019年には音楽グループ、クリーピーナッツの「DJ松永」が同大会を経て世界大会で優勝し、一気に知名度を上げたことから、「DJ松永の結果に並ぶ一歩手前」と喜びを爆発させている。
世界大会はヨーロッパ、米国勢が強いが、日本のレベルも高いそう。「プレッシャーはあるが、武者震いするほど楽しみ」だという松尾さん。「観客のレスポンスが大きいとうれしい。自分を信じて爪痕を残したい」と語った。
活動の様子はインスタグラム(@dj_nolli)で発信している。
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