【古川さん(本人提供)】

 三重県伊賀市出身のイラストレーター、古川タクさん(83)の作品展「おかえりなさい古川タク展」が、10月19から27日まで同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。入場無料。

 古川さんは旧上野市生まれで、大学卒業後に上京し、日本のアニメーターの草分けとされる久里洋二氏の工房で本格的に技術を学んだ。独立後は週刊誌のイラストやNHK「みんなのうた」のアニメーションなどを長年担当した他、アニメーションを自主制作し、国際映画祭などで数々の賞を獲得してきた。

 今回の作品展は、市の芭蕉生誕380年記念事業への協賛と、日本漫画家協会漫画賞カツーン部門の大賞受賞記念として開くもの。過去に開いた「サンタクロース展」、日本語アナグラム「天使のだじゃれ展」の再現、画集「TAKUPEDIA」と本人のお気に入りの絵の展示、生誕370年だった10年前と今年の記念事業のポスターの原画や上野天神祭の絵など盛りだくさん。

 同事業のポスター「おかえり芭蕉さん」のイメージキャラクターやポスターの制作者でもある古川さんは「久しぶりの伊賀での展示。たくさんの人に見てもらえたら」と来場を呼び掛けている。

 時間は午前11時から午後6時(最終日は同4時)まで。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)まで。

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