香りで秋感じて　期間限定「セージトレイン」2編成運行　伊賀

　三重県伊賀市の伊賀鉄道とメナード青山リゾート（同市霧生）が10月7日、車内でハーブの香りが楽しめる恒例の「セージトレイン」の運行を始めた。11月25日までの期間限定。

　使用する車両は、同鉄道のマスコットキャラクターがデザインされた「ふくにん列車　伊賀の四季号」と赤帯のオリジナルカラー車の2編成で、どちらも2両のうち伊賀上野駅寄りの車両内を装飾した。つり革の支柱などを毛糸や造花で装飾し、セージの香りのビーズを天井からつるした他、プラスチック製のトンボ数十匹が飛び回る様子を演出している。

　この企画は2011年から始まり、今年で13回目。同鉄道の中村光宏さんと同リゾートの水落雅哉さんは「まだ暑い日が続いているが、伊賀鉄道に乗って秋の気配を感じてもらえたら」と話していた。

　同リゾートが運営する約4000平方メートルのハーブガーデンでは、サルビアやメキシカンセージ、ボックセージ、ラベンダーセージなどが色とりどりに咲き、10月下旬から11月初旬に見頃を迎えるという。

　同リゾートでは11月24日まで、花とハーブの摘み取り体験（500円、毎日）、カレイドフレーム作り（1000円、土日祝）ができる他、11月16から24日はセージの収穫体験（500円）もある。入園料は大人1100円、小学生以下無料。時間は午前9時から午後5時（受け付けは同4時）まで。

　問い合わせは同鉄道上野市駅（0595・21・3231）、同リゾート（0595・54・1326＝予約センター）へ。