【2点目を決めたくノ一の平田(チーム提供)】

 台風10号の影響で延期になった女子サッカー・なでしこリーグ1部の16節2試合が9月22日、横浜市の神奈川県立保土ヶ谷公園サッカー場などであり、4位の伊賀FCくノ一三重は勝ち点6差で2位のニッパツ横浜FCシーガルズに終盤追いつかれて3‐3で引き分けた。

 くノ一がこの日奪ったゴールは全て右サイドが起点だった。前半7分に先制されたが、22分にMF常田麻友のクロスボールをFW西川明花が頭で合わせて同点。30分にはMF篠原沙耶からのセンタリングをMF平田ひなのが胸トラップ後に左足でゴールを決め、逆転した。

 くノ一の3点目は後半12分、DF増田玲那からのクロスを篠原が頭で決めた。残り30分余で2点リードの展開になったが、同28分と41分に連続失点し、連勝は7でストップした。

 試合後、北村隆二監督は「やりたいサッカーはできていたが、ちょっとした流れのところで相手に持っていかれた部分もあったので、すごい痛い試合だった」と振り返り、主将の常田は「後半足が止まる時間を作って失点してしまったところは自分達たちの甘さだった」と反省を口にした。

 くノ一は29日、静岡県の磐田スポーツ交流の里ゆめりあサッカー場で5位の静岡SSUボニータと対戦する。

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