【登録証を手にする北川市長(前列中央)ら=名張市役所で】

 三重県名張市内を流れる名張川の河川改修に合わせ、地域活性化を図る国土交通省の「名張かわまちづくり」。2019年に支援制度に登録されたが、新たに背後地の「地域振興拠点」の整備が追加され、計画変更に伴う登録証伝達式が9月20日、市役所であった。

 河川改修は、名張川と宇陀川の合流地点付近の左岸約1キロに堤を築き、河道を掘削して川幅を約2倍に広げる「引堤」で洪水の危険を減らすもの。あわせて、河川敷の親水広場の整備や堤防上の桜並木の植樹などを行う。

地域振興拠点のイメージ(名張かわまちづくり協議会提供)

 追加された地域振興拠点の場所は、黒田大橋と黒田橋の間の宇陀川左岸(同市黒田)を予定。広場や情報発信施設、駐車場、トイレ、東屋などを設ける予定だという。

 式では、国交省近畿地方整備局の常山修治河川部長が、推進主体の「名張かわまちづくり協議会」会長である北川裕之市長に登録証を手渡した。あいさつで、常山河川部長は「地域に根差し、親しまれるかわまちづくりになると思う。しっかりと整備を進めていきたい」、北川市長は「市民にとって心地の良い場、地域振興の拠点となれば」とそれぞれ述べた。

地域振興拠点の予定地付近=名張市黒田で

※伝達式と地域振興拠点の予定地の撮影は、9月18から20日まで株式会社ユーで職場体験学習に取り組んだ市立桔梗が丘中3年の松井音和さんと米島朱莉さんが担当しました。

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