三重県名張市西田原に「西田原こども園」を新築する社会福祉法人「こもはら福祉会」が9月12日、建設予定地で工事の安全を祈願する地鎮祭を行った。
同法人は、2010年に民営化した西田原保育園(定員80人)を運営。現施設は築47年を迎え老朽化し、前の道幅が狭く、送迎の車がすれ違うのに苦労するなどの問題があった。改善のため、約600メートル南西にあり国道368号にも近い法人本部の隣に移転し、認定こども園として来年4月に再スタートすることにした。
新施設の敷地は約3600平方メートルで、木造平屋の建物面積は約1000平方メートル。建物は現施設の約2倍の広さとなる。定員は現施設より25人増やし、105人にする。
総事業費は約6億円で、このうち国と市が約4億円を補助。来年3月の工事完了を予定している。
地鎮祭には法人や工事、地元自治会関係者ら約40人が出席。神事の後、家里英夫理事長は「こもはら福祉会は記念すべき25周年の年。今後も福祉ニーズを的確に把握し、法人の使命を全うする。厳しい少子化の時代だが、あえて挑戦する」とあいさつした。
新施設のオープン後、現施設の建物は解体し土地は市に返還するという。
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