「来年は新記録を」
8月中旬に福井県で開かれた「第51回全日本中学校陸上競技選手権大会」で、三重県名張市立桔梗が丘中2年の北村環奈さんが女子200メートルで優勝した。同大会の短距離で名張市の生徒が優勝したのは28年ぶりで、「3年生になる来年は中学新記録を狙っていきたい」と意欲をみせる。
小学5年から地元の陸上クラブ「名張ジュニア」で短距離を中心に練習を重ね、今夏には県中学記録を更新する24秒70を記録。4月以降の各種大会の記録を集計した女子200メートルの全国ランキングでは同大会前まで1位をキープし、初出場ながら「全国優勝を目指したい」と語っていた。
自己記録と同タイムを出した予選を経て、決勝ではスタートを決めて中盤以降リードを守り、追い風参考ながら24秒35をマークして1位でゴール。「ランキング通りにはいかないと思っていたけれど、目標にしていた優勝ができてほっとした」と振り返る。
同クラブでの練習時間は週3日前後と決して多くはないが、真面目に練習に取り組む姿勢は指導者にも伝わっている。代表の德地和子さんは「自分の目標に向かって、人と比べずに進化していけるよう、これからも努力を重ねてほしい」と言葉をかけた。
同市では、1996年に岡部和憲さん(当時北中3年)が同大会の男子200メートルを制している。
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