【作品展への来場を呼び掛ける(左から)中内さん、津田さん、角谷さん=名張市役所で】

 三重県名張市在住の美術工芸作家3人の作品展「名張の美」(市教委主催)が10月2日から6日の午前9時から午後5時まで、同市丸之内の上級武家屋敷「名張藤堂家邸跡」(県指定史跡)で開かれる。入館無料。

 3人は陶芸家の角谷英明さん(79)、組紐作家の中内中さん(75)、日本画家の津田親重さん(71)で、コラボは初。会期は、近くの市総合福祉センターふれあいで開かれる市美術展覧会に合わせて設定した。

 作品展では、角谷さんの白磁や青白磁の花器や皿、中内さんの組紐や組紐素材のインテリアとアクセサリー、津田さんの絵などが並ぶ。和室や庭など、武家屋敷の景観に溶け込ませる展示を行うという。作品の販売もある。

 2日から4日のいずれも午後2時からは、津田さんが龍を描くライブパフォーマンスがある。

 作品展について、角谷さんは「会場をどう生かせるか楽しみ」、中内さんは「創作的な仕事をしている人が、後に続いて頂けたら」、津田さんは「これだけ良い武家屋敷があると知る機会になれば」とそれぞれ話した。

 問い合わせは、市教委文化生涯学習室(0595・63・7892)まで。

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