三重県警名張署などは7月13日、伊賀市阿保の国道165号で、通行車両に対する啓発活動を行った。管内で交通死亡事故が続いたことを受けて実施したもので、署員や関係団体の職員らがドライバーに「緊急」と書かれたちらしなどを手渡し、安全運転を呼び掛けた。
管内では6月8日、名張市東町の市道で横断歩道を渡っていた高齢男性が軽自動車にはねられ死亡。21日には伊賀市青山羽根の国道165号で軽自動車が建物などに衝突し、運転していた高齢女性が死亡した。2月にも、名張市桔梗が丘の国道165号で歩行者がはねられる死亡事故があった。
この日の啓発活動は午前10時から約30分間、国道を西進する車両を道路脇のスペースに止めて実施。参加者は運転手一人ひとりに死亡事故の発生状況が書かれたちらしや反射材、ウェットティッシュなどのセットを手渡した。
同署の田畑賢一交通課長は「極めて憂慮すべき状況。ドライバーの皆さまには制限速度を守って頂き、横断歩道における歩行者優先徹底をお願いしたい。歩行者の方には、夜間の反射材の着用をお願いしたい」と呼び掛けた。
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