【作品を紹介する「写団なばり」の皆さん】

 写真撮影をライフワークにする男女10人のグループ「写団なばり」が、7月13日から15日まで三重県名張市元町のリバーナホール(イオン名張店3階)で25周年記念写真展を開く。入場無料。

 メンバーの年齢層は70代から90代で、市内だけでなく全国各地へ出掛けて撮影活動に励んだり、フォトコンテストに出品したりしながら、定期的に写真展を開いている。

 今回は同市の市制施行70周年記念事業の一環として、「写真で綴るなばり今昔物語」と題したコーナーを設ける。市制施行を祝うパレードの様子や、伊勢湾台風襲来直後の状況など、この70年間を、今は無き情景と今の名張の風景などをいくつかの段階に分けて計37点展示し、時系列による変化を感じられる内容になっている。

 また、同グループが得意とする組写真や連作写真では、自然風景や地元の祭り、光の幻想などを題材に、かれんな白い花とせせらぎの音が感じられるような「清涼花」、温かい雰囲気の農村の暮らしを撮った「ふれあいの里」など、ストーリー性や時間の経過による変化を表現した11点約50枚を展示する。

 代表の松田賢治さん(84)は「会員が撮影・保管していた貴重な写真や時の流れ、会員のこだわりの表現、という2種類の世界を皆さまに見てもらえたら」と話していた。

 時間は午前10時から午後5時(最終日は同4時)まで。

 問い合わせは松田さん(090・3422・9151)へ。

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