【伊賀署庁舎=伊賀市四十九町】

 三重県警伊賀署は7月8日、伊賀市の60代男性が、SNSを通じて知り合った人物に言われるがまま、6回にわたって計1825万円分の暗号資産をだまし取られる被害に遭ったと発表した。

 同署によると、男性は今年3月中旬、SNSを通じて「サイトウヨシコ」という女性を名乗る相手と知り合った。メッセージアプリを通じて連絡を取る中、同月下旬、相手から暗号資産への投資を勧められてアプリをダウンロードし、1回当たり5万円から最大500万円分を購入したという。

 男性は5月上旬までに約1000万円分を購入した後、一度返金を求めたが、相手から「認証が必要で800万円かかる」と告げられ、更に500、300万円分を購入。その後、アプリから「返金するのは違法行為で、口座が凍結される」と通知が届いたため、不審に思い同署へ相談したという。

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