【開会式で選手宣誓する津の中尾主将=四日市市羽津で】

 第106回全国高校野球選手権三重大会(朝日新聞社、三重県高校野球連盟主催)の開会式が7月5日、四日市市羽津の四日市ドームであり、出場60チーム(うち連合1)62校の選手たちが参加した。

 午後2時30分、前回優勝のいなべ総合学園、準優勝の宇治山田商業を先頭に、組み合わせ順に各チームが入場。選手たちは北勢地区4校の吹奏楽部員たちが演奏する「栄冠は君に輝く」の曲に乗り、会場内を行進した。

 開会式で、県高野連の岡村芳成会長は「これまでやってきたことが、試合中の全力ではつらつとしたプレーにつながります。今大会では特に、さまざまな熱中症対策を行いますが、体調が優れなければ良い試合はできません。まずは体調を整え、試合に臨んでください」とあいさつした。

 選手宣誓では、津の中尾早玖主将(3年)が「たくさんの方と紡いできた時間はかけがえのない一生の財産です。高校野球は私たちを一人の人間として大きく成長させてくれました。その高校野球に悔いを決して残さぬよう、一球一打に熱い思いを込め、支えてくださった全ての方々の心に大輪の花が咲く、忘れられない夏にすることを誓います」と決意を表した。

 例年、開会式は四日市市営霞ヶ浦第一野球場で開いていたが、熱中症対策などで屋内会場に変更し、試合数も原則として1会場1日最大2試合とした。

 1回戦は6日から県内4会場(四日市、津、松阪、伊勢)で始まり、伊賀地域からは上野、伊賀白鳳、神村学園伊賀、名張、名張青峰、近大高専が出場。6日の各会場第1試合前には開始式が行われる予定。

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