【5月の犯罪発生マップ】

 三重県警伊賀、名張両警察署がまとめた5月中の刑法犯認知件数(暫定値)は、伊賀署25件(前月比3件増)、名張署32件(同10件減)だった。

 空き巣や忍込みなどの侵入盗は、伊賀署で3件(丸の内2、壬生野1)、名張署で1件(名張駅前)あり、自動車関連犯罪は、伊賀署で車上ねらい2件(丸の内)、部品ねらい2件(壬生野・河合各1)だった。

定額減税・給付金装う詐欺に注意

 所得税・住民税が納税額から減免される「定額減税」の実施に伴い、警察では新たな詐欺手口の出現に警戒を強めている。

 国税庁(国税局、税務署なども含む)や自治体の職員をかたって「定額減税の関係で還付を受けられる」などと電話や電子メールをし、個人情報を聞き出したりATM機を操作するよう誘導したりする可能性があるという。

 両署では、不審な電話やメールなどの相談は警察相談専用電話(「#9110」)を利用するか、管轄の警察署に問い合わせるよう呼び掛けている。

無料の特殊詐欺対策

 自宅の固定電話にかかってくる詐欺電話や予兆電話を遮断する対策として、NTT西日本は高齢者向けに「ナンバーディスプレイ」「ナンバーリクエスト」の無償化受付を実施している。対象は70歳以上の契約者と、70歳以上と同居している契約者。問い合わせ、申し込みはNTT西日本IPコールセンター(0120・116・116=午前9時から午後5時)へ。

 また、国際電話番号を利用した特殊詐欺の防止対策として、国際電話の着信が見込まれない契約者は、国際電話の発信・着信を無料で休止できる。問い合わせ、申し込みは国際電話不取扱受付センター(0120・210・364=同)へ。

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