警察との連携で各種犯罪の被害防止を啓発する「このまち良くし隊員」の任命式が5月31日、三重県伊賀市のヒルホテルサンピア伊賀であった。今年度始まった取り組みで、街頭キャンペーンや地域活動などに参加し、安全で安心な地域社会の実現に協力する。
任命されたのは、福祉系のコースがある「県立伊賀白鳳高ヒューマンサービス科」と、女子サッカークラブを運営する「株式会社伊賀FCくノ一三重」、高齢者を狙った悪徳商法や特殊詐欺の被害防止に取り組むボランティア団体「劇団いが悪徳バスターズ」の3団体。伊賀地区防犯協会総会の冒頭に、伊賀署の井澤勝巳署長が各代表者に任命書を手渡した。
同署によると、ヒューマンサービス科では卒業した生徒の多くが福祉や保育関係施設に就職しており、活動の一環で児童への不審者対応訓練を実施している。くノ一は「110番の日」の広報啓発や全国交通安全運動期間中に通学路で児童の見守りなどに参加。現在9人で活動する同劇団は結成以降、市民センターなどで寸劇による講演を200回以上続けている。
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