三重県の伊賀鉄道上野市駅車庫で5月22日、テロ対策合同訓練があり、鉄道職員や市消防本部の職員、伊賀警察署員ら約50人が参加した。
合同訓練は、伊賀署管内にある24の機関・団体で構成する官民組織「テロ対策伊賀パートナーシップ」の取り組み。走行中の列車内で刺傷事案などが発生したとの想定で、刃物を所持した不審者への対応や列車内で発見した不審物の対応を実施し、負傷者の搬送や情報伝達の手順などを確認した。
発見した不審物の対応訓練では、床に置かれたスポーツバッグを防護服姿の県警機動隊員がX線で透視する装置や爆発物処理用のマジックハンド、収納筒を使い撤去した。
訓練後の講評で、伊賀署の井澤勝巳署長は「皆さんがそれぞれ迅速、的確に対応していただいた。反省すべき点もあったかもしれないが、それを教訓として生かし対処してもらいたい」と述べた。
- Advertisement -