三重県名張市や名張商工会議所などでつくる市産業活性化推進協議会(通称・ナウダツ)の総会が5月10日、市役所(鴻之台1)で開かれた。来年開かれる大阪・関西万博の県ブースで、市の自然環境の魅力を伝える展示を行う計画などが報告された。
万博会場では、県が関西パビリオンでブースを構えることになっており、市はその中の「美し国みえ体験広場」での展示や体験プログラムの準備を進める。例として、赤目四十八滝やオオサンショウウオ、忍者修行などの動画を流すこと、竹あかりやこけ玉づくりのワークショップなどを挙げた。
2023年度の事業報告では、市民や市内観光事業者らを対象にしたアンケート調査、事業者へのDX活用支援、山椒を使った商品開発などが紹介された。同年度は、赤目四十八滝の観光入込客数が延べ10万9590人と前年より回復したこと、市を訪れた人の1回あたりの旅行単価が1万5808円となり19年度と比べて6000円以上増えたことなども報告された。
出席者からは、忍者関係のPR強化や赤目四十八滝渓谷にアクセスする際の利便性向上を求める意見などが上がった。
会の冒頭では、日本国際博覧会協会の担当者が観光ポータルサイトや万博公式ユーチューブチャンネルへの掲載などを呼び掛けた。
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