三重県名張市立薦原小学校(薦生)の5年生14人が5月8日、学校近くの田んぼ(約300平方メートル)で田植え体験学習に取り組んだ。
同小は国連教育科学文化機関(ユネスコ)が認定する「ユネスコスクール」として、「持続可能な開発のための教育(ESD)」に取り組んでおり、体験は地域の稲作や環境問題を学ぶ一環。
この日は毎年講師を務める地域ボランティアの松並昭男さん(75)らの指導のもと、子どもたちが田んぼに入って一列になり、苗を手で植えていった。中にはカエルを見つけて叫ぶ児童や、バランスを崩して泥だらけになる児童もいた。田んぼの一部では、漢字の「米」と「2024」の文字を表現する稲アートにも挑戦した。
初めて田植えを体験したという女児(10)は「田んぼの中の方が温かかった。おいしい米になってほしい」と話した。
今後は6月に田んぼの生き物調べ、7月にかかしづくり、9月に稲刈り、10月におにぎりづくりの体験をする予定。
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