【作品を手にするメンバーたち=名張市で】

 三重県名張市を拠点に活動する水墨画の愛好家グループ「桔梗水墨画クラブ」の創立40周年を記念した作品展が、6月1日から15日まで桔梗が丘市民センター(同市桔梗が丘6)で開かれる。午前10時(初日は正午)から午後4時まで。観覧無料。

 1984年に創立した同クラブには現在、60代から80代までのメンバー18人が所属。月2回、同センターに集まり、講師の飯田淳子さんから基本技法を中心に指導を受け、筆を走らせている。

 会場には、四季折々の風景や花鳥などが題材の約60点が並ぶ。6号サイズを中心に、掛け軸や色紙など大小さまざまだ。

 35年ほどクラブで筆を執る女性は「筆の濃淡だけで描く、修正の利かない一発勝負で、今でも緊張感があって奥深い」と魅力を語った。

 会長の勝田俊昭さん(73)は「水墨画は学校で知識を学ぶことはあっても、実際に描く機会は極めて少ない。作品展で少しでも興味を持ってもらえれば」と来場を呼び掛けている。

 クラブでは新メンバーを募集している。

 問い合わせは勝田さん(090・2947・5415)へ。

活動の様子=同
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