伊賀、名張両署がまとめた3月中の刑法犯認知件数(暫定値)は、伊賀署20件(前月比5件増)、名張署29件(同10件増)で、いずれも前月を上回った。
伊賀署では車上ねらい2件(丸の内・西柘植各1)、部品ねらい(丸の内)、オートバイ盗(同)が各1件、名張署では自動車盗(つつじが丘)、車上ねらい(青山町駅前)が各1件など、自動車関連犯罪が目立った。
県内で「投資詐欺」多発中
県内では「金融庁(消費者庁)からの依頼です」「絶対にもうかります」などの誘い文句で株や社債の購入を持ち掛け、入金後に連絡がつかなくなるなどの「投資詐欺」の被害が多発している。
被害防止を呼び掛けている日本証券業協会(東京都)では、「株や社債をかたった投資詐欺」被害防止コールセンター 0120・344・999(平日午前9時から午後5時)を開設している。
3月には名張市内の40代男性が、NTTファイナンス職員を名乗る男に電話で「携帯サービスの未払いがある。本日中に支払わないと裁判になる」などと言われ、指示通り家電量販店で電子マネーカード10万円分を購入し、利用権利をだまし取られる被害があった。警察では「電子マネーカードの番号を教えて」「救済制度でお金が戻る」などのうたい文句は詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう注意を呼び掛けている。
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