【ブランドロゴを披露する長谷川さん(左)と前川さん=名張市役所で】

 三重県名張市の魅力を伝えるブランドロゴが「なんとかなるなる。なばりです。」に決まった。3月23日、市役所で開かれた市制施行70周年記念イベントの中で発表があった。

 「語れるまちなばり」を目指す同市は、市民らが参加するワークショップを通じて作られた3案から1つを選ぶ「市民発!なばりブランドロゴ総選挙」を昨年12月から今年1月にかけて実施。特設サイトや市役所に設置したボードなどで、投票を受け付けた。

 投票総数は8204票で、案1の「知り合いの知り合いは知り合い」が2030票、案2の「なんとかなるなる。なばりです。」が3618票、案3の「ひと言で説明できひん!名張」が2556票だった。

 この日、ワークショップメンバーの前川美優さん(31)と長谷川幸太朗さん(36)が、A1サイズのししゅうのロゴや、新バックボードなどを披露。前川さんは「悩みや不安なことも支え合いで何とかなる。ひとのつながりや温かさ、市民から生まれるさまざまな活動が自慢。チャレンジをしたい人や元気になりたい人はぜひ名張へ。『なんとかなる』の精神で受け入れます」とロゴに込められた思いを紹介した。

 北川裕之市長は「本当にふさわしいロゴを選んで頂いた。名張に住んだら、来たら、素敵な希望ある未来が待っている、そんなまちを作りましょう」と呼び掛けた。

 ロゴは個人、法人を問わず使用可能で、営利活動の場合は事前申請が必要。画像データやルールブックは市ホームページ内ブランドロゴページ(https://www.city.nabari.lg.jp/s010/090/200/20230419151248.html)を確認する。

 問い合わせは、市広報シティプロモーション推進室(0595・63・7402)まで。

ロゴがプリントされたそろいのTシャツ姿で集まるワークショップのメンバーや市職員ら=同

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