三重県名張市の市制施行70周年を記念した顕彰式と表彰式が3月23日、市防災センター(鴻之台1)で開かれた。行政や地域づくり組織の関係者ら約150人が出席し、節目を祝った。
名誉市民には前市長の亀井利克さん(西原町)が選ばれ、純銀製の名誉市民章などが贈呈された。特別功労者には辻本林義さん(木屋町)、功労者には住民組織の代表者など39人、特別表彰者には3人と11団体が選ばれ、それぞれ表彰状などが贈られた。
北川裕之市長は式辞で「今日の礎を築いてこられた先人たちに改めて感謝の念を抱きつつ、市民の皆さまが名張の魅力を実感し、誇りを持ち、愛着を深めることができるようなまちづくりの実現に向けて、引き続き邁進していく」と述べた。
市役所正面玄関前などでは記念イベントの「70(ななまる)フェスタ」と「オーガニックマルシェ」が開かれ、飲食や物品販売のブースが並び、多くの人でにぎわった。
1階ロビーには、市民らの笑顔の写真を組み合わせて1枚の絵にした「モザイクアート」が登場した。実行委員会のメンバーらが約3000人を撮影し、計5670枚の写真を使って市のキャラクター「なばりん」や、70の文字などを表現。訪れた人たちは、知り合いの顔を探すなどして楽しんでいた。
同市は1954年に名賀郡名張町、滝川村、箕曲村、国津村が合併して誕生。発足当時の人口は約3万人だった。ピークは2000年の8万3291人で、24年3月1日現在は7万5047人。
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