三重県伊賀市議会は3月22日、約465億円の2024年度一般会計当初予算に含まれていた、子ども・子育て支援施策を新聞広告やWEB広告を利用しPRする戦略的広報事業の情報発信業務委託料約3254万円を削除する一部修正案を全会一致で可決した。

 岡本栄市長は議員提出の一部修正案が可決した後、即座に審議をやり直す「再議」を申し入れたが、賛否を変更した市議は一人もいなかった。議員提出議案が無効となるには、出席した議員の3分の2が賛成に回る必要があった。

 また、道の駅あやま、あやま文化センター(いずれも同市川合)周辺の公共施設・敷地を一体的に活用する公募型プロポーザルに関連する条例廃止や財産の無償譲渡、減額貸付の3議案は賛成8、反対13で否決した。同道の駅は現在の指定管理者が4月からの1年間、運営を継続する。他の2施設は閉鎖になる。

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