【市役所玄関前に設置されたプランターと伊賀つばさ学園の生徒たち=伊賀市四十九町で】

 地域に花を贈って笑顔を届けようと、三重県立特別支援学校伊賀つばさ学園(名張市美旗町南西原)の中学部1、2年生4人が3月18日、伊賀市役所(同市四十九町)にパンジーを植えたプランターを届け、正面玄関横に設置した。

 この取り組みは5年目を迎えるプロジェクトの一環で、中学部の生徒35人が働く意欲を育もうと作業学習として園芸班、木工班、カレンダー班、封筒班に分かれ制作、栽培している。木工班が組み立てたプランターの木製カバーは表面をガスバーナーで焼き目を付けた後、たわしで磨き仕上げ、土つくりから始めたパンジーは昨年秋に種をまいて育てた。

 この日は、木工班の有坂友惺さん(13)と坂浦優弥さん(14)、山田瑛太さん(13)、園芸班の伊藤拓真さん(13)が同市役所を訪問。4人はプランターを届け終えた後、「擦るのが難しかったが、ピカピカになった」「種まきが難しかった」などと話した。

- Advertisement -