【レースをスタートする子どもたち=名張市上比奈知で】

 三重県名張市上比奈知の比奈知ダム周辺で3月10日、「市制70周年記念事業名張ひなち湖マラソン大会」が開かれた。大阪や福岡など県内外の約700人が、寒空の下、湖畔を駆け抜け汗を流した。

 比奈知ダム湖畔でのマラソン大会は「名張ひなち湖紅葉マラソン大会」として例年11月に開催してきたが、コロナ禍で2020年度以降は中止。22年度からは「名張青蓮寺湖駅伝競走大会」と隔年度の交互開催となった。約4年ぶりとなる今回は、名張市制70周年と合わせた記念事業として開催された。

 レースはダムを発着点に、2キロ(小学3から6年)、3キロ(中学生)、5キロ(高校以上)、10キロ(一般)と2キロジョギング、1キロ親子ウォーキングの種目別に走る。

 この日、大会委員長を務める名張市スポーツ協会の中森博文会長が開会を宣言、大会長の北川裕之市長は「寒い日が続く中、皆さんの走りで春を呼んでほしい」とあいさつした。会場にはキッチンカーや市のPRブースなどが並ぶ他、ダム展望台の一般開放もあった。

 小学2年のころから陸上に取り組む名張小6年の朝野百々愛さん(12)は完走後、「練習の成果を出せた。中学生になっても続けたい」と話していた。

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