【名張市が作成した事業者向けのリーフレット】

 三重県名張市発注の公共工事を巡る贈収賄事件を受け、市は利害関係者との間で市職員が禁止されている行為などをまとめた事業者向けのリーフレットを市ホームページで公開した。

 市は昨年11月、第三者委員などの報告を踏まえた再発防止策を発表。癒着排除に向けて市職員倫理規程の一部を改正し、利害関係者との飲食を原則禁止とすることなどを定めたが、事業者側への周知を図るため今回新たにリーフレットを作成した。

 リーフレットには、「職員自身が襟を正すことはもちろんですが、事業者の皆さまにおかれましても、ご理解とご協力をお願いします」など書かれている。市職員が利害関係のある事業者から受ける禁止行為として「金銭、物品などの贈与、市職員自身が負担すべき債務の負担」「供応接待」「飲食、旅行、ゴルフ、遊戯」など8項目を挙げ、裏面では利害関係者の定義などを示している。

 市人事研修室によると、リーフレットは今後、事業者に配布していくという。

 3月8日にリーフレットが公開されたページ(https://www.city.nabari.lg.jp/s005/110/000/000/20240201131755.html)では、改定した市職員倫理規定なども掲載している。

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