3月末までウェブで公開
三重県名張市東町の名張高校(堀昌弘校長)総合学科「総合ビジネス系列」の3年生25人がオリジナル電子紙芝居を制作した。校内で選ばれた5人の作品をこのほど同市蔵持町原出の蔵持こども園(廣田喜紀園長)で披露した。
電子紙芝居の制作は画像編集ソフトを学んできた生徒たちが最後の課題として昨年11月に取り組み始めた。担当の玉田七七重教諭から出された「対象は保育園児もしくは小学校低学年で、何かのメッセージを持たすオリジナル作品を。後は自由」との課題に、生徒たちはそれぞれ物語から創作。ソフトで作った素材をプレゼンテーション用ソフトに貼り付け、効果音を入れるなどしてアニメーション効果を高めた。
完成した作品は1月の授業で発表。校内選考の結果、野菜のトマトを紹介した「トマトのトマ子」や歯磨きの大切さを訴えた「歯を磨こう」など、福濱天来さん、中林橙加さん、東浦芽依さん、中上旬さん、中井蓮人さんの作品が選ばれ、2月下旬に同こども園の年長児24人に披露した。
「どうしたら子どもたちを引きつけられるか、どう伝えたいかを考え、子ども向けに作るのが難しかった」と5人。緊張したという発表では、園児たちも熱心に聞き入っていた。
玉田教諭は「初の電子紙芝居制作だったが、自己満足で終わらず、相手のことを意識する気持ちを学んでもらえたのが良かった」と話した。
披露された5つの作品は同高のウェブサイト(http://www.mie-c.ed.jp/hnabar/?p=13333)で3月末まで閲覧できる。
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