3月19日に日本武道館(東京都)で開かれる全国高校柔道選手権大会個人戦に、名張高校(三重県名張市東町)柔道部から男女3選手が出場する。県予選を兼ねて1月に同市で開かれた県高校新人大会で優勝し、切符を手に入れた。
男子81キロ級で優勝したのは堂﨑義喜さん(2年)。県予選では2回戦で当たった四日市中央工の選手に技ありを取られ、「大会中で一番焦った」と振り返る。全国大会では第1シードの栃木県の選手と当たるそうだが、「得意の大外刈りを武器に打破したい」と力強い。
初挑戦の階級で
男子無差別級で出場を決めたのは中井夢人さん(同)。昨年6月までは66キロ級で活躍していたが、今大会は初めて無差別級に挑戦。100キロ前後の選手とも対戦する中、得意の捨て身技や小内巻き込みが決まり、優勝を手にした。「全国大会では体が小さいことを生かし、先に動いてどんどん技をかけていきたい」と闘志を見せる。
女子52キロ級で優勝したのは、1年時から県内では負け知らずの陶山心愛さん(同)。決勝の対戦相手が手強かったそうで、組手を工夫して勝利を収めたという。全国大会では「得意の大外刈りを生かし、ベスト8以上を目指したい」と抱負を語った。
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