三重県立名張高校総合学科の3年生たちは2月15日、新しく設立された4つの系列での学習成果を、同市松崎町のadsホールで発表した。
同高ではこれまで、6つの系列に分かれた専門的な学習を2年生から実施してきたが、地域との連携をより深めるカリキュラムを構築するため、2021年度から4系列9専攻に変更した。
文理アドバンス系列では人文専攻と看護医療専攻がそれぞれ、市役所や市立病院へのインターンシップなど課外活動を実施。総合ビジネス系列は観光活性化に向けた商品開発やポスターを制作し、健康スポーツ系列は園児や高齢者向けの体育教室を企画した。この日、学習で関わった来賓約40人が見守る中、生徒たちはスクリーンで成果を発表。表現デザイン系列は美術、音楽、ファッション、映像の4専攻が合同で演劇を披露した。
また、1年生は「じぶん未来研究」と題し、自身の特性や地域の課題について研究。2年生は社会人スキルを身に着け、キャリア形成を図ったことについて発表した。
同高の小川由佳主幹教諭は「各系列で学んだことを卒業後も社会に生かしてもらいたい」と話していた。
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