【覚書を手にする北川市長。画面は大学幹部ら=名張市役所で】

 三重県名張市は2月5日、フィリピンのパーペチュアル・ヘルプ大学と相互協力や交流の強化を目指す覚書を締結した。奈良県山添村と同大学との覚書締結も一緒に行われた。

 同大学は、マニラ郊外のラスピニャス市で1975年に創立した総合私立大学。名張市の北川裕之市長は昨夏、同村の野村栄作村長らと同大学を訪問し、教育旅行を誘致する働き掛けなどを行っていた。

 市によると、覚書の締結は文化・言語分野における共同研究、ビジネス及び観光産業の振興、学生に対する実地研修、情報交換などを目的としている。

 オンラインであった調印式には、北川市長や野村村長、同大学の幹部らが出席。北川市長は「観光分野にとどまらず市内の教育機関とも連携を図り、幅広い分野における人材交流の可能性を検討したい」、大学側は「教育の本質はリアルな世界にある。互いの学生や住民に有益なものになると期待している」とあいさつし、覚書にそれぞれサインした。

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