練習重ね
9人で2分間、野球のキャッチボールの回数を競う「キャッチボールクラシック」の小学生全国大会が12月に開かれ、三重県代表で出場した名張市の少年野球チーム「つつじが丘ファイヤーズ」が全国53チームの中で準優勝に輝いた。
原点でもあるキャッチボールを競技化することで、より楽しく野球に取り組んでもらおうと、日本プロ野球選手会(會澤翼会長)が大会を毎年開いている。選手が5人と4人に分かれ、7メートル離れてキャッチボールを行うもので、同チームは名張少年野球団とともに11月の県予選を勝ち上がった。
全国大会の会場は、ラグビーの聖地でもある東大阪市花園ラグビー場。つつじが丘ファイヤーズは6年生9人で臨み、1回戦は110回と111回、2回戦は111回、準決勝は109回と安定した記録で決勝へ進んだ。上位10チームによる決勝では116回と更に記録を伸ばしたが、優勝チームとの差はわずか2回だった。
奥本恵二監督は「昨年までは出場に満足していたが、今年は全国で勝てるよう取り組んできた。準優勝を勝ち取り、成長した姿が見られてうれしい」、主将の奥本隼斗さん(桔梗が丘南小6年)は「この1年、普段のキャッチボールも集中して頑張ってきた。緊張したけど、力を合わせて準優勝という結果を残せてよかった」と話した。
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