三重県の名張市消防本部は1月11日、2023年に市内で発生した火災や救急などの対応状況を発表した。火災では建物火災が前年から大幅に増え、救急車の出動件数は過去最多を更新した。
発表によると、火災件数は前年比2件増の24件で、内訳は建物火災12件(前年比10件増)、林野火災0件(同3件減)、車両火災1件(同増減なし)、その他火災11件(同5件減)。死者は建物火災による1人(同増減なし)だった。
出火原因は、建物火災は「電灯、電話などの配線」「こんろ」「たばこ」「放火の疑い」など。その他火災は、枯れ草火災が多かった。
救急出動件数は前年比336件増の4377件、救急搬送者数は前年比334人増の3886人で、いずれも過去最多だった。出動件数の内訳は急病3155件(同278件増)、一般負傷625件(同25件増)、転院搬送307件(同23件増)、交通事故182件(同25件増)、その他108件(同15件減)だった。
救助出動件数は44件(同2件減)、救助者数は40人(同1件増)だった。
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