消防職員、消防団員らが年の初めに防火・防災を誓う、恒例の「消防出初式」が、1月6日に三重県伊賀市で、同7日に名張市で開かれた。
伊賀市では、6日午前10時から同市西明寺の市文化会館で式典があった。前半は、勤続年数や活動実績に応じて優良消防団員表彰があり、計129人に賞状などが贈られた。続いてあいさつした岡本栄市長は「先ほど受けて頂いた表彰は、日頃の精進のたまもので、敬意を表するとともに、また一層の精進をお願いしたい」と職員・団員らを激励した。
後半は、市消防本部から119番通報の仕組みや指令システムの今後などについての解説、消防団の活動報告のスライド上映の後、消防本部・消防団の車両による車両観閲があり、式典の来賓や集まった家族連れらが車列を見送っていた。
名張市では、7日の午前9時ごろから市防災センター(鴻之台1)で優良消防団員の表彰などがあり、消防職員と消防団員計約220人が式典に参加。同11時には同市瀬古口の名張川左岸で、消防車27台による放水を実施した。赤や青、黄色など食用の着色料を混ぜた色水を上空に向けて放つと、しぶきの中に虹のアーチが現れ、見学に訪れた家族連れらから歓声が上がった。
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