【賀詞交歓会で乾杯する出席者=伊賀市で】

 三重県伊賀市西明寺のヒルホテルサンピア伊賀で1月5日、上野商工会議所の賀詞交歓会が開かれ、出席した約160人が新年のあいさつを交わした。

 式典では、田山雅敏会頭が主催者を代表してあいさつ。能登半島地震で被災した人へのお見舞いの言葉を述べた後、地域経済の課題について「中小企業施策の転換期を迎えている。キーワードはデジタル化と前向きなM&A(合併と買収)、後継者育成」などと説明し、働き手不足の解消として新卒者を中心に地元に定着するよう官民が協力し環境整備を進めていく必要性を説いた。

 来賓の祝辞では、岡本栄市長が元日に起きた地震などに触れ、「災害は他人事ではなく、常に備えていかないといけない。被災者をサポートするために、我々も一生懸命いろんな活動を頑張っていかなければならない」と述べた。

 式典の後には祝宴が開かれ、出席者たちが地酒で乾杯した。

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