唐招提寺(奈良市)の「うちわまき」で使うハート形のうちわ「宝扇」の材料の女竹を届けている「唐招提寺に竹を送る会」が、14回目となる行事への参加者を募っている。
うちわまきは、鎌倉時代の同寺中興の祖・覚盛上人が蚊を殺生しなかった逸話にちなみ、上人の命日に蚊を払うためのうちわを供えたことに始まる伝統行事。軸に使う竹材が不足し、2011年から同会が毎年納めている。
1月11日午前9時に同市滝之原の滝之原公民館に集合し、約2時間、竹を切る作業をする。参加無料、申し込み不要。
同19日は、伐採し整えた女竹を同寺に奉納する。午前9時に市総合体育館(夏見)駐車場をバスで出発し、同9時30分から龍性院(滝之原)で安全祈願法要を営んだ後、唐招提寺に向かい、約1000本を奉納する。定員70人で、参加費2000円。同14日締め切り。
申し込み、問い合わせは同会の奥西会長(090・2185・2002)まで。
- Advertisement -