オルゴールに似た癒やしの音色で「ピアノの先祖」とも称される打弦楽器「ハンマーダルシマー」のデュオコンサートが、11月23日に三重県伊賀市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。
出演は、神戸市在住で伊賀市出身の松浦(旧姓・鈴見)玲子さんと、兵庫県西宮市の久間田宗子さんによる「ハンマーダルシマーDUOれ・むぅ~」。今も指導を受けているハンマーダルシマー奏者・稲岡大介さんの縁で知り合い、2年ほど前からカフェやロビーでのコンサート、子どもや高齢者の集まりなどで演奏してきた。
故郷での初舞台
「ダルシマー」はラテン語で「甘い音色」の意味。台形のような木製の本体に、水平方向に張られた数十本の鉄弦を、指先で持つハンマー(ばち)でたたくことで音が出る仕組みで、その音は「星の音色」などと例えられる。ギターなどと異なり、サウンドホールが演奏者側を向いているため、「音を全身で浴びるように」演奏できるだいご味があるという。
松浦さんにとっては故郷での初舞台で、地元ゆかりの、思い入れのある曲もギタリストを交えて演奏する予定。2人は「聞けば癒やされ、毎日弾いても飽きないし、また聞きたくなる音。まだ知らない方にも音色や魅力を知ってほしい」と来場を呼び掛けた。
「いやしの音色コンサート」は午前11時からと午後2時からの2回で、入場料は1000円(小学生以下無料)。コンサート終了後には演奏体験もできる。
問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)まで。
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