【大賞に選ばれた箕曲小の花壇(小型無人機で9月20日に撮影)】

 学校花壇の出来栄えなどを競う「フラワー・ブラボー・コンクール」で、三重県名張市夏見の市立箕曲小学校が初めて、県内唯一の大賞に輝いた。

 同コンクールは愛知、岐阜、三重など中部地方の7県1市や中日新聞社などでつくる実行委員会が主催し、今年で60回目。三重県内では小学校52校、中学校19校、特別支援学校7校の計78校が参加した。

 主催者から配布された花の種をまき、苗に育てて学校の花壇に定植。8月と9月に一斉に審査が行われた。

 箕曲小では、地域のボランティアや栽培委員の児童らが協力して育て、サルビアやマリーゴールドなどを正面玄関前の円形の花壇に美しく配して咲かせた。

 受賞について、川口仁美校長は「見事に咲いたとは思っていたが、まさかの大賞でびっくり」、中心になって栽培に取り組んだ校務員の寺戸恵さんは「少しでも上の賞が受け取れたらと思っていたが、1番で驚いた」と喜びを語った。

 栽培委員長で6年の坂本龍之介さんは「朝や帰りの時間に水やりをするのが大変だったが、皆で協力して育ててきた。中学に行く前に良い賞を取れて良かった」と話していた。

 今年のコンクールでは伊賀地域から他に、県教委賞に桔梗が丘小(名張市)、東海ラジオ賞に特別支援学校伊賀つばさ学園(同)、中部善意銀行賞に大山田小(伊賀市)、えびせんべいの里賞に島ヶ原中(同)がそれぞれ選ばれた。


※記事は9月20、21日に株式会社ユーで職場体験学習に取り組んだ名張市立桔梗が丘中3年の2人が取材・作成しました。

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