40回を迎える上野城薪能が9月30日午後6時から伊賀上野城本丸広場(三重県伊賀市上野丸之内)で開かれる。ライトアップした城をバックに、かがり火で照らし出される幻想的な舞台は秋の風物詩だ。
当日は和泉流狂言師、井上松次郎さんが演じる狂言「口真似」や、喜多流能楽師、長田郷さんらが舞う能「枕慈童」の他、同市こども能楽教室で学ぶ教室生も仕舞を披露する。また、「枕慈童」の上演前には初心者にも分かりやすい解説もある。
定員は300席で、入場料は1500円(保護者同伴の中学生以下は先着20人に限り無料)、限定50人で開演前に提供される呈茶付き(2000円)もある。
主催する上野城薪能実施委員会の服部保之さんは「かがり火と十六夜の月明りの中で独特の幽玄の世界を楽しんでください」と来場を呼び掛けている。
チケットは伊賀市文化会館(西明寺)、青山ホール(阿保)、あやま文化センター(川合)で販売している。
問い合わせは伊賀市文化都市協会(0595・22・0511)まで。
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